応募資格
大学、民間企業及び公的研究機関に属する研究者等とします。学生は課題実施責任者として応募することはできません。
定期募集
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構は、文部科学省マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)事業の実施機関として、保有する施設・設備を広範な利用に供しています。11月頃に次年度上期(A期)分の、5月頃に当該年度下期(B期)利用分の定期募集を行います。
なお、当機構では上述以外にも、自主事業(施設供用制度)も行っており、その中には企業の初回ユーザーを対象としたトライアルユース制度もあります。詳しくは担当者まで。情報は研究開発推進部のホームページにも掲載されています。
応募方法
JAEAの応募様式に必要事項を記入し、申込先まで電子メールでお送りください。
E-mail:renkei.shisetsu[at]jaea.go.jp
〒319-1195 茨城県那珂郡東海村村松4番地49
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
研究開発推進部 研究推進課
TEL:029-282-0251
FAX:029-282-0256
応募様式等は、 研究開発推進部のホームページよりダウンロードしてご利用ください。
利用料金
JAEAの放射光装置のご利用には、利用料金をお支払いいただきます。
利用料金の構成は以下の通りです。なお利用相談は無料です。
利用料金
- 1.取扱手数料
- 2.施設の運転に係る経費
- 3.追加経費
- 01取扱手数料
- 「取扱手数料」は、全ての実施課題1件当たり、13,300円をいただきます。
- 02施設の運転に
係る経費 -
「施設の運転に係る経費」は、利用区分ごとに単価が定められています。
利用形態、利用装置による違いはありません。「施設の運転に係る経費」は、1シフト(=8時間)を単位に、利用時間に応じて課金されます。
ARIM事業では成果公開課題(一般課題・優先利用課題)を支援します。
ただし課題実施後、必要な成果公開要件を満たさない場合は、成果非公開課題料金との差額を追徴する場合があります。
成果非専有から成果専有課題への変更は、実験終了後60日以内の年度内であれば変更可能です。「施設の運転に係る経費」は3年を目処に見直し、改定されます。
利用申請の都度、最新の料金表を本ホームページまたは研究開発推進部のホームページでご確認ください。
- 03追加経費
-
追加経費は、利用者のご要望に応じて、特別に経費を必要とする場合にだけ、原則、実費と間接費をいただきます。液体ヘリウムを使用する場合は、別途寒剤料が発生しますので事前に受入担当者までご相談ください。
追加経費の主なものは、装置等の操作または運転等の役務の提供や、装置等の操作または運転等の方法、実験試料等の作成方法、実験データ等の解析方法等に関しての技術指導に係る費用や、施設供用に伴い必要となる供用施設以外での施設等の利用、試料の運搬、消耗品の手配などに掛かる費用です。
このうち、役務の提供や技術指導に係る費用は、利用開始時に施設・設備担当者からひと通り装置等の運転方法や安全に係る注意事項等について説明いたしますが、それ以外にJAEA職員の対応を求める場合は、全て追加経費として有償になります。
費用は、対応時間と実際に担当する職員のクラスにより決定しますので(直接人件費単価表)、事前に施設・設備担当者とご確認ください。これらの費用は、成果公表においてJAEA職員が共著者として扱われる場合にのみ免除されます。
料金表 | |||||
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区分 | 研究開発 | 備考 | |||
ARIM事業 (成果非専有) |
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データ提供なし | データ提供あり | ||||
基礎料金1 | 優先料金1 | 基礎料金2 | 優先料金2 | ||
取扱手数料 | 13,300円 | 1課題当たり(税込) | |||
施設の運転に係る経費 | 19,090円 | 62,830円 | 13,370円 | 43,980円 | 1シフト(8時間)当たり(税込) |
追加経費 | 消耗品費等 | 特別な経費を必要とする場合 (間接費・税を含む) |
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ビーム使用料(JASRI) | なし | 1シフト(8時間)当たり(税込) 代行徴収 |
優先利用課題
優先利用課題は、科学研究費補助金等の公的競争的資金(助成総額2,000万円以上)を獲得した利用者が、その提案に基づいてJAEAの放射光実験装置を利用する場合に申請可能です。課題審査を経ず、一部料金をご負担頂き「優先的」に利用できます。
事前打ち合わせ
ご応募の際には、事前に技術的内容について、ご利用予定の装置のJAEA担当者と十分お打ち合わせください。また、RI実験棟内での火気を使用した実験は実施できません。火気にあたるかどうかについても担当者にご確認ください。
重複申請
JASRIが募集するSPring-8共用ビームラインの利用課題や他の放射光施設の利用課題などとの重複申請を禁じるものではありませんが、JAEAへ申請した課題が採択された後は、正当な理由無く実施をキャンセルすることはご遠慮願います。
課題審査
応募された一般課題は、JAEAとQST合同の課題審査委員会で審査され、採否と利用シフト数が決められます。優先利用課題については、課題審査はありません。応募者に対して事務局から採否および利用シフト数を通知いたします。
施設供用約款
課題審査に合格し、「施設供用約款」に同意された場合に研究支援いたします。
施設供用申込書
課題審査に合格後に「施設供用申込書」をご提出いただきます。その作成の前に「施設供用約款」、「マテリアル先端リサーチインフラ事業に係る特約条項」、及び「データ登録約款」をご一読ください。また、JAEAの「研究開発活動の不正行為への対応」もあわせてご一読ください。
採択課題の有効期限
利用課題の有効期間は、募集対象期間の年度半期内のみとします。ただし装置の故障等により当該期間に実施ができない場合は、次期以降に延期することがあります。
採択課題の実施フロー
※図をクリックすると拡大図が表示されます。-
注(1)
JAEAから実験責任者に、JAEAマテリアル先端リサーチインフラ事業(ARIM)課題番号(JPMXP1225AE00〷)とSPring-8課題番号(2025A○○○○)を通知します。
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注(2)
専用ビームラインの利用
はじめに「SPring-8 User Information」の専用ビームラインのページの「専用BLの利用について」をご覧いただき、概要をご確認ください。
ユーザー登録
はじめてSPring-8で実験する方はユーザー登録が必要です。「ユーザー登録のページ」から新規登録をしてください。
利用計画書
実験責任者は、採択された課題申請書をもとに利用計画書を作成し、「SPring-8 UIサイトのマイページ」にログインし、マイページからオンライン提出してください。
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STEP01
マイページログイン後、「課題申請書を作成する・編集する」から「新規作成」を選択してください。
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STEP02
ARIMの一般課題の場合は「成果を公開する利用」の「専用ビームライン」を選択、自主事業の施設供用課題(成果非公開)の場合は「成果を公開しない利用」の「専用ビームライン」を選択してください。
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STEP03
基本情報を入力してください。
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STEP04
共同実験者を入力してください。
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STEP05
安全に関する記述、対策を入力してください。
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STEP06
実験の意義、目的を入力してください。
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STEP07
実験方法、レイアウトを入力してください。
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STEP08
必要であれば画像ファイルを添付してください。
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STEP09
入力内容を確認し、よければ提出してください。
※SPring-8課題番号(下4桁)を使用して下さい。
※利用計画書の入力締切は、JAEA事務局からお知らせします。 -
STEP01
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注(3)
JAEAの「施設供用約款」、「マテリアル先端リサーチインフラ事業に係る特約条項」と「研究開発活動の不正行為への対応」をお読みいただき、「施設供用申込書」の「放射光科学研究施設」をダウンロードしていただき必要事項を記入・押印し、全4枚(原紙)を下記窓口へ提出して下さい。
※提出締切は、課題実施日の3週間前です。
※提出後、承諾書を返送します。提出先
〒679-5148 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
原子力科学研究所
物質科学研究センター 研究推進室(播磨放射光RIラボラトリー)
TEL:070-1456-9348 -
注(15)
外国人(居住者を含む)及び非居住者の日本人が施設供用制度を利用してSPring-8を訪問する場合は、原則として、VP(外国人施設訪問申請書)による確認が必要です。該当する場合は、VP様式3のPartA~Cにご記入の上、当該様式を受入担当者に提出してください。提出の〆切は訪問の3週間前です。
※様式は事務局よりお送りいたします。
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注(4)
2025年4月1日以降、初めてSPring-8を利用する方が提出(送付)する書類で、年度内有効です。SPring-8 User Informationの「SPring-8実験開始までに行う手続きについて」から「外来放射線作業者登録申請書(様式5-1)」を作成の上ご提出ください。Webシステムでの提出及びPDF提出も可能となっております。
※提出締切は、年度初回来所の10日前です(必着)。
※RI実験棟内に立ち入る方は、別途JAEAの「少量核燃料物質使用施設教育訓練」をe-ラーニングにて受講していただきます。 -
注(5)
ビームタイムの来所の度に、SPring-8 User Informationの「SPring-8実験開始までに行う手続きについて」から「利用申込書(様式10)」を選択して、オンライン提出して下さい。「試料および薬品等持込申請書(様式9)」は「利用申込書」を提出後に提出してください。持込物品がある場合は「利用申込書」を提出後に「物品持ち込み申請書(様式8)」を提出して下さい。来所時手続き[安全講習、ユーザーカード・個人被ばく線量計の確認(所属機関用)と受け取り(SPring-8用)、研究交流施設の予約等]についてJAEA事務局より連絡します。
※提出締切は、毎回来所の10日前です。
※申込書提出後の内容変更は、速やかにJAEA事務局(harima-beam[at]ml.jaea.go.jp)へ連絡して下さい。 -
注(6)
研究交流施設の予約時は、「残室状況」を確認して下さい。予約のキャンセルは、チェックイン2日前の16時までです。これ以降は利用料相当額が徴収されます。
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注(7)
実験装置調整等で来所する場合は、SPring-8 User Informationの「SPring-8実験開始までに行う手続きについて」で「課題外来所」を選択し、「利用申込書(課題外来所)」をクリックして、提出して下さい。「利用申込書(課題外来所)」の提出後に「試料および薬品等持込申請書」を提出して下さい。必要に応じて「物品持ち込み申請書」も提出して下さい。来所時手続きについてはJAEA事務局より連絡します。
※提出締切は、毎回来所の10日前です。
※申込書提出後の内容変更は、速やかにJAEA事務局へ連絡して下さい。 -
注(8)
放射性物質の持込、レーザー機器の利用・持込、高圧ガスの持込については、JAEA受入担当者に事前連絡・調整の上、必要書類を提出して下さい。詳細については、SPring-8 User Informationの「SPring-8 実験開始までに行う手続きについて」をご覧下さい。
※提出締切は、毎回来所の最大各サイクルの30日前から2週間前までです。
※締切を過ぎると利用できない場合がありますので、十分にご注意下さい。 -
注(9)
JAEA事務局からの連絡に基づき、来所時手続きをお願いします。
退所時は、ユーザーカード゙・線量計(SPring-8)を北管理棟へ返却して下さい。なお、専用ビームライン利用では、ビームタイム利用報告書(様式12)のオンライン提出は不要です。」研究交流施設について
研究交流施設管理棟のフロントで、チェックイン(16:00‐23:30)/チェックアウト(7:00‐10:30)を受け付けます。予約時のチェックイン予定時間を過ぎる場合は、研究交流施設管理棟フロントまでご連絡ください。23:30までに連絡がない場合は、チェックインできないことがありますので必ずご連絡ください。
研究交流施設キャンセルポリシー
研究交流施設フロント:0791-58-0933(内線: 8181, 8182)
予定が変更となった場合は、速やかにJAEA事務局へご連絡ください。予約のキャンセルは、チェックイン2日前の16時までです。これ以降は利用料相当額が徴収されますのでご注意ください。 -
注(10)
課題実施後、利用料金(手数料を含む)請求書を送付しますので、指定口座へお振込下さい。
※利用料金は1シフト(8時間)単位で換算します。8時間未満のダウンタイムの場合、1シフト使用と見なします。
※請求明細書(内訳書)がご入用の場合は、別途 JAEA事務局へお申し付け下さい。 -
注(11)
「利用課題実験報告書」を 実施期終了後 60日以内にオンライン提出して下さい。SPring-8 User Informationの「利用課題実験報告書のページ」より「利用課題実験報告書」を選択して入力して下さい。
※課題番号は、SPring-8課題番号(2025A○○○○)を使用して下さい。
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注(12)
「実施報告書」を提出(メール添付)して下さい。様式等はJAEA事務局より送付します。JAEAの施設供用利用課題実施報告書の提出をもって、ARIM課題の利用報告書の提出に代えています。
※提出期限は、2025年9月30日です。
※報告書のタイトルは原則として申請課題名とし、変更される場合は理由書を提出して下さい。原子力機構の過去の施設供用利用課題実施報告書は「こちらのページ」でご覧いただけます。
提出先
〒679-5148 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
原子力科学研究所
物質科学研究センター 研究推進室(播磨放射光RIラボラトリー)
E-mail:harima-beam[at]ml.jaea.go.jp -
注(13)
謝辞の例
本研究(の一部)は文部科学省委託事業マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)課題(課題番号:JPMXP1225AE○○○○)としてJAEAマテリアル先端リサーチインフラ事業(ARIM)の支援を受けて実施しました。放射光実験は、高輝度光科学研究センターの承認のもと、SPring-8のJAEA(QST)ビームラインBL○○○○でJAEAの装置を用いて行われました(課題番号2025A○○○○)。JAEAのA博士の○○○○○○○○に関する支援には深く感謝いたします。
成果について
論文発表等で公表した成果について、「成果公開連絡票」と別刷り等と共に提出して下さい(送付又はメール添付)。論文発表等とは、原著論文、総説、プロシーデシングス、単行本、賞、特許出願、業界誌、社報、研究会、報告会、ワークショップ、セミナー、シンポジウム、講演会、プレス発表、招待講演、その他の口頭発表(ポスター発表)などです。様式等はJAEA事務局からお送りします。
※提出期日は実施年度終了後2年以内(2028年3月31日)
※複数課題の成果をまとめて公表する場合は、関連する施設供用課題番号を全て記入して下さい。 -
注(14)
実施期終了後3年以内(2025A期の実験の場合、2028年9月30日)までに、SPring-8課題番号、および、ARIM課題番号を明記して、以下いずれかの成果公表を行い、研究成果データベースにオンライン登録(SPring-8 User Informationの「こちらのページ」を参照)して下さい。
- 01査読付き論文(査読付きプロシーディングス、博士学位論文を含む)
- 02SPring-8/SACLA利用研究成果集
- 03SPring-8/SACLA成果審査委員会が認めた公開技術報告書