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RIETAN-FPのインストール

SUPPORT

ARIM、原子力機構微細構造解析プラットフォームの主催するPDF解析講習会のサポートページです。

RIETAN-FPの開発者の泉先生の粉末回折計情館は閉鎖されましたが、国立科学博物館の門馬先生がアーカイブを公開してくださっています。RIETAN-FPのダウンロードが再開されたため、このページを更新しました。
PDF解析を用いて局所構造解析を行うためには初期構造モデルが必要です。結晶性物質の場合、初期構造モデルとして平均構造を使うのが一般的です。平均構造は高エネルギーX線回折実験によって得られて同一の粉末X線回折パターンを用いてリートベルト解析を行うことによって得ることができます。日本ではリートベルト解析のソフトウエアとして泉富士夫先生のRIETAN-FPが最も有名です。RIETAN-FPは、単体で使うことはできません。利用する環境(Windows10 or maxOS)によって以下のソフトウエア(有償)をインストールしておく必要があります。

Windows10 64bit版
秀丸エディタ 64bit版
必ず64bit版をインストールしてください。秀丸エディタが正しいフォルダにインストールされなければRIETAN-FPも正しくインストールされません。RIETAN-FPによってインストールされる田楽は64bit版の秀丸にのみ対応しています。
macOS(High Sierra以上)
Jedit Ω
コマンドラインからJedit Ωを起動したい場合、.zshrcに以下のように書いておくと良いでしょう。
alias omega='open -a "Jedit Ω" '
これで、コマンドラインから "omega" と打ち込むだけでJedit Ωが起動します。
Windows10, macOS共通
秀丸エディタ、Jedit Ωのどちらも料金を支払ってライセンス認証しなければフル機能が使えません。RIETAN-FP本体のインストールはライセンス認証後に行ってください。
まず、結晶構造を描画するためのVESTAをインストールします。RIETAN-FPに付属しているマニュアルは英語で記されています。RIETAN-FPの詳しい使い方を知りたい方は、「粉末X線解析の実際」第3版(朝倉書店)をおすすめします。
次は、Python環境の構築です。