チタン酸バリウムナノキューブの合成と微構造解析
ペロブスカイト型酸化物の一つであるチタン酸バリウム(BaTiO3)は、強誘電体と知られており、携帯電話やパソコンなどのさまざまな電子機器に使用されている。この誘電体材料の性能向上を目指して、BaTiO3の形態を制御し、ナノキューブ化することが本研究の目的である。それに加えて、大型放射光施設(SPring-8)を用いて二体分布関数(PDF)解析を行い、BaTiO3の自発分極の起源について探った。
【論文】Kouichi Nakashima*, Kaito Onagi, Yoshio Kobayashi, Toru Ishigaki, Yoshihisa Ishikawa, Yasuhiro Yoneda, Shu Yin, Masato Kakihana, and Tohru Sekino, ACS Omega 2021, 6, 14, 9410–9425 Publication Date:March 29, 2021.